「相談事例」と「くらしの商品安全情報室からのお知らせ」を交互に掲載しています。

一覧


くらしの商品安全情報室からのお知らせ
平成23年度商品テスト・技術相談情報

平成23年度に大阪府内の各市町村の消費生活相談窓口を経由し、くらしの商品安全情報室に寄せられた商品テストや技術相談の中から、くらしに身近な事例をピックアップしました。


○商品テスト 熱湯が噴き出した魔法瓶

鍋で沸かした熱湯をステンレス製の魔法瓶に半分程度入れて中栓をし、注いだ際に外側にこぼれたお湯を拭いていたところ、ねじ式の中栓が音をたててはずれ、熱湯が噴き出して腹部にかかり水ぶくれができた。なぜはずれたのか原因を知りたい。

●相談品は同型品に比べ、口金の外径が0.7〜1.2mm程度小さい
●同型品に比べ、口金と中栓の接触範囲が狭い

再現試験の結果、相談品は熱湯を注ぐと本体表面の温度が上昇し約10分後、本体を傾けると中栓がずれて熱湯が噴出しました。同型品では同様の現象が再現されなかったことから、相談品は口金の外径が小さく中栓との接触範囲が狭いことで、熱湯からの蒸気圧に中栓が耐えることができず熱湯が噴出したものと考えられます。本件は、相談品に問題があり発生した事故と判断されましたが、誤った使用で事故が発生することもあります。
熱湯の噴出やヤケドを防ぐために、温度や容量などを守って使用しましょう。また、製品によって仕様が異なるため、取扱説明書に従って正しく使用しましょう。



○技術相談 防水仕様の腕時計に水が浸入した

3年9ヵ月使用の腕時計。リューズが回らず修理に出したところ、汗や汚れによる錆(ルビ さび)が原因で水が浸入していると言われた。メンテナンス等は今までしていなかった。10気圧防水なのに、錆びるのは納得がいかない。

腕時計に限らず、防水仕様の製品であっても、汗や酸などが長時間付着しているステンレスや金属は腐食します。その結果、内部に水が浸入したものと思われます。防水機能を保つためには、腐食などが発生しないように取扱説明書にしたがって日頃のメンテナンスや定期的な部品の交換などを行うことが大切です。

「くらしすと」(No.60)平成24年4月発行掲載