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くらしの商品安全情報室には、冬の衣料に関する相談が多く寄せられています。特にコートなどの防寒着は “お気に入りの一着”として購入したにもかかわらず、色落ちや風合いの変化などが発生してしまうことがあります。冬物は長く着ることが多いので、その商品の特性を十分理解した上で着用し、トラブルを防ぎましょう。
<事例1 コートの色落ち> 新品の黒いコートを着て6時間ほど塩化ビニル製のバッグを持っていたところ、コートに触れていたバッグの面と肩に掛けていた持ち手の部分にコートの色が移った。
本事例では、くらしの商品安全情報室での色落ち試験の結果が不良であったことを受けて、販売店は責任を認めてコートの返品・バッグの修復となりました。新品の衣類の場合、ある程度色落ちする場合があります。また、バッグから衣類への色移りの相談も寄せられています。
アドバイス
■品質表示タグや取り扱いタグを確認し、素材や性質を理解した上で着用しましょう。
■白色と黒色など、濃淡の組み合わせでの着用には気をつけしょう。
■汗や摩擦などに注意しましょう。
<事例2 クリーニングした衣類で化学やけど>
クリーニング店にジャケットの当日仕上げを頼みすぐに着用した。着用して数時間たったころ、両肘がヒリヒリし、赤くなっていた。二日後、皮膚科を受診。「石油系溶剤による化学やけどの疑いがある」との診断書が出された。ジャケットを受け取った時から強い石油臭がした。
本事例は、クリーニング溶剤がジャケットに残留していたことで皮膚に化学やけどが起きたものと思われます。特に、クリーニング溶剤の揮発に時間の要する天然皮革や合成皮革で多く発生しています。
アドバイス
■クリーニングから戻った衣類は、すぐに袋から取り出しましょう。また、臭いがある場合はクリーニング店に申し出て再処理を依頼するか、屋外に干しましょう。
■スキーウエアや合成皮革のような厚地の素材や肩パッド部分など、乾きにくいものはクリーニング後十分に時間を置いてから着用しましょう。
■着用後、肌がヒリヒリするなどの違和感がある場合は、なるべく早く着衣を脱ぎ、ぬるま湯で肌をよく洗い流しましょう。また、症状がひどくなりそうな場合や判断に迷う場合は医療機関を受診しましょう。
参考:(独)国民生活センター クリーニングした衣類で化学やけど! ー残留したドライクリーニング溶剤でー
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