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| 展示会で次々と着物を買ったが、支払えない |
2年前、呉服店のアンケートに答えたところ、旅行や食事付きの展示会に頻繁に誘われるようになった。会場で販売員たちに囲まれて試着させられたが、皆からほめられるのでうれしくなり、勧められると断りきれなかった。支払いが心配で、担当者に「今80歳の私が死んだらどうなるの?」と聞いたら「契約はなくなるから遺族には請求しない」と言われ、次々と12件の着物を契約した。すべて60回払いのクレジット契約で、毎月新たな支払いが増え、来月から12件分14万円になる。貯金はなくなり、収入は亡夫の年金の月11万円だけなので、もう払えない。 |
センターが契約書を確認したところ12件で総額840万円だった。虚偽の説明をしたことと支払い能力を超えた契約であることを販売店と信販会社に主張し、すべて無条件解約になった。着物を返し既払金210万円が相談者に返金された。 |
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高齢の女性が次々に高額の着物を契約し支払い 不能に陥るという相談が後を絶ちません。一人で 1千万円の契約をしていた例もありました。担当者の説明と違って資産も負債も相続の対象になり、事例の相談者が死亡すればその相続人である息子が信販会社から残金を請求されます。相談者のように思い違いをしていたり、契約をしたことを家族に隠していたりすると、相続人は借金があることに気づかないまま相続放棄の機会を失ってしまう場合もあります。また販売方法に問題があったことが推測できたとしても、購入者が死亡していればその立証ができず、販売店は解約に応じませんし、信販会社は必ず残金を請求します。この相談者は買った着物に一度も手を通していませんでした。せっかく買った着物を家族に隠し、自分の死後の支払いに悩むのは悲しいことです。どんなに勧められても、購入したことを家族に話せるのか、自分で最後まで責任をもって支払えるのか、冷静に考えることが大切です。 |