相談事例

大阪府消費生活センター最近の相談情報


心当たりのない国際電話料金の請求書が届いた。インターネット利用時に自動的につながったようだが、支払わなければいけないのか。

相談事例
突然、国際電話会社から通話料の請求書が届いた。心あたりがないので電話会社に問い合わせたところ、インターネットのアダルトサイトを見た時に、自動的に海外に接続するソフトを取りこんでいたことがわかった。パソコンを確認すると接続先が海外になっていた。しかし見たのは1回だけである。3万円の高額料金を払うのは納得できない。

経緯・結果
電話はその簡便性、迅速性といった特性により、発信したものについてはその加入権名義人に支払い義務があるとされ、また通常は電話会社と加入電話契約をしていれば国際電話も利用できるという「みなし契約」があるので支払い拒否はむずかしいことを説明。ただし減額や支払い方法については話し合いの余地があるので自主交渉するよう助言した。

解説
アダルトサイトだけでなく占いのページなどにもソフトが組み込まれていることもあり、一度取りこむとその後はインターネットに接続するたび国際電話を経由することになります。

国際電話は、発信元の国際電話会社が利用者から通話料金を徴収し、事前の取り決めにより着信先の国際電話会社に、その一部が払われることになっています。着信先の国や地域の中にはその通話料が収入源となっているところもあるようで、自国により多くの電話をかけさせる目的で、興味を引くようなサイトを作っている業者と手を組んでいるようです。

日本の電話会社は関与しておらず、電話会社は発信があれば接続させる義務があり内容の検閲や接続拒否は禁止されています。しかし最近は約款などの改正により、トラブルの多い地域への発信は接続されなくなりました。ADSLやISDN、CATVは基本的には安全ですが、パソコンから直接FAX送信するために、スプリッタやターミナルアダプタで電話回線につないでいると国際電話につながる可能性がありますし、CATVでもトラブル対応やメンテナンスのためにパソコンと電話回線の接続を残しておくとやはりつながる危険性があります。対策としては国際電話に接続される時、警告を発する無料ソフトを国際電話会社のホームページからダウンロードする、常に接続先を確認する、などの方法があります。

「美しい暮し」4月号(No.137)平成15年4月10日発行掲載

大阪府消費生活センター
[製作: (公財)関西消費者協会]