こんな消費者トラブルには気をつけて!!


ソーシャルゲームを楽しむためには気をつけることがいっぱい                  一覧に戻る

小学生A
「ソーシャルゲームってすごくおもしろくて、やめられないよ。いろいろなアイテムをそろえて、他の人と対戦したり、イベントがあったりして楽しいんだ」

小学生B
「おもしろそうだなぁ。僕もやってみたいな。でも、ゲームは無料でもアイテムは有料だって聞いたことがあるよ。利用料はかからないのかな。お母さんは知っているのかな。心配だなぁ」
小学生B
「簡単そうだけど、大丈夫なの?」

消費生活相談員
「ソーシャルゲームは、気軽に始めることができるよね。でも、ゲームのしくみを理解しないまま始めてトラブルになってしまったというケースが多いのよ。家族で『ゲームの仕組み』や『利用方法』についてしっかりと話し合うことが大事よ」


◆解説とアドバイス

●ソーシャルゲームってどんなものなの?
「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で提供されるオンラインゲームのこと※。パソコンや携帯電話、スマートフォンを持っていれば、簡単にゲームを楽しむことができるのよ」
※スマートフォンで使われるゲーム用の「アプリ」も含みます。

●どんな問題やトラブルがあるの?
◇ゲームそのものは無料でも、勝ち続けるためには有料のアイテムを購入しなければいけない仕組みになっていて、気づかないうちに利用料が高額になってしまうことがあるのよ。

◇「親にだまって子どもがクレジットカードを使ってしまった」「親の携帯電話やスマートフォン、IDを子どもが勝手に使っていた」など、請求が来て初めて親が気づくという相談が多いのよ。

◇子どもが大人向けのゲームをするためにウソの生年月日を登録して、高額な利用料を請求されたというトラブルもあるのよ。

◇利用金額が10万円以上と高額になって困ったという相談がたくさん寄せられているのよ。

◇パスワードなどの登録情報が漏れると、不正使用されることもあるのよ。知らない間にゲーム上のアイテムがなくなるといった被害も発生しているのよ。

●どんなことに気をつけたらいいの?
◇生年月日等の利用者情報を正しく登録しようね。
一般的な事業者は、未成年者の利用料金に対して上限を設けているのよ。初めてゲームをするときは、生年月日などの利用者情報を正しく登録しようね。子どもがゲームをするときは、必ず子どもの年齢で登録したIDを使い、大人の携帯電話、スマートフォン、大人が登録したIDを利用しないようにしようね。

◇パスワード等の登録情報を厳重に管理し、むやみに他人に教えてはいけないよ。
@パスワードはサイトごとに変えるAそれが難しければ定期的に変えるB他人には決して教えないC携帯電話やスマートフォンは簡単に他人に貸さない、などの対策をとろうね。

◇無料と有料の境目をしっかり見極めて、有料サービスを利用するときには、どれくらい利用料金がかかるのかきちんと確認しようね。
有料サービスには有料であることがわかるような表示があるのよ。どんなにゲームに熱中していても「利用料金がかかっていること」を忘れないでね。

◇ソーシャルゲームの利用方法や利用状況についてお家の人と話し合おうね。
問題なくゲームの利用ができているか、お家の人に確認してもらおうね。

●保護者の方へ
◇子どもが利用するソーシャルゲームの課金状況を保護者自身が定期的に確認しましょう。
子どもが保護者に無断でクレジットカードなどを使った結果、高額に課金されるというトラブルが発生しています。詐術を使ったと認められた場合には、契約を取り消せない可能性があります。

◇課金の状況など、少しでも不審なことがあれば、お住まいの市町村の消費生活センターに相談しましょう。

【ソーシャルゲームに関する相談 契約者の年代別割合】
■ 10代以下………21.6%
■ 20代……………17.8%
■ 30代……………33.2%
■ 40代……………21.0%
■ 50代……………4.4%
■ 60代以上………2.1%

○『消費生活年報2012』の 資料をもとに作成
●参考:消費者庁HP、(独)国民生活センターHP



「くらしすと」(No.73)平成25年7月発行掲載