こんな消費者トラブルには気をつけて!!


スマートフォンが関連する消費者トラブル                            一覧に戻る

相談者
スマートフォンで無料アプリの内容をよく確認せずにダウンロードしてしまいました。「インストールされました」と表示され、アプリを開いたらアダルトサイトでした。どうすればよいかわからず画面に触れたら「登録完了」と表示され、突然請求画面に変わりました。怖くなり、画面に表示されている業者の電話番号に電話したところ、「登録されているので利用料を支払ってください」と言われました。


消費生活相談員
各地の消費生活相談窓口には、このような相談が数多く寄せられています。いわゆる“公式マーケット”で購入したアプリでもトラブルが発生しています。身に覚えのない請求は無視し、あわてて業者に連絡を取ったり、支払いをしないようにしましょう。これからは、安易にアプリをダウンロードしないようにしましょう。


◆若者に多い消費者トラブル

若者の消費者トラブルには、インターネットに関連するものが多く見られます。最近は、スマートフォン(以下スマホ)の普及に伴い、スマホからアクセスしたサイトなどに関するトラブルが急増しています。よくある相談事例を紹介しましょう。

事例1

無料アプリのインストールで個人情報が抜き取られた
スマホでアダルト動画の無料アプリをインストールして動画を見たが、後日、電話がかかってきて利用料50万円を請求された。なぜ電話番号がわかったのか。

解説:
アプリの中には、スマホに登録された個人情報などを抜き取るものがあります。スマホでアプリをインストールするときは、そのアプリがスマホのどの情報にアクセスするかを示す「アクセス許可」画面をよく確認することが大切です。不必要と思われる情報にアクセス許可を求めてくる場合は、許可せずにアプリを削除しましょう。

事例2

電話で入手した暗証番号を入力したら突然請求画面が現れた
スマホでアダルトサイトにアクセスしたところ「暗証番号を入力すると無料動画が見られる」とあったので、表示されていた番号に電話して暗証番号を入手した。再びサイトに入って暗証番号を入力したところ、突然利用料を請求する画面に変わってしまった。驚いて接続を切り、そのままにしていたが、半月後「支払いをしていないので、連絡するように」と留守番電話に男性の声で伝言が残されていた。

解説:
電話をすることで業者に個人の電話番号が知られてしまい、直接電話で支払いの督促を受けたり、強引に名前や住所を聞かれたりするケースがあります。安易に電話をかけたりメールを送ったりしないようにしましょう。もし請求されてもあわてて料金を支払わないようにしましょう。

事例3

まったくもうからないマルチ商法に引っかかった
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で知り合った人から「他人に紹介し購入につながればもうかる」と誘われ、マルチ取引を始めた。しかし、まったくもうからず、解約したい。どうすればよいか。

解説:
これまでマルチ商法は、学校や職場、近所づきあいから広がっていきましたが、最近はSNS上で知り合った人から勧められて取引を始めたというケースが増えています。SNSでは規約によりマルチ商法を禁じているケースがほとんどで、SNS内で利益を上げることは難しいと考えられます。

※マルチ商法とは、ビジネスに参加した人がさらに参加者を増やしていく商法でネットワークビジネスといわれることもあります。参加者の紹介や商品販売でマージンなどの利益があるといって勧誘し、会員になるための支払い(特定負担)を伴う取引は、特定商取引法の連鎖販売取引にあたります。法定書面を受け取った日から20日間以内であれば、クーリング・オフができます。

◇困ったときは、お住まいの市町村の消費生活相談窓口に相談してください。



「くらしすと」(No.75)平成26年2月発行掲載