くらしの商品安全情報のお知らせ


電動歯ブラシで下唇の内側が切れた!                            一覧に戻る
相談事例
電動歯ブラシを使用しているとき、ブラシの可動部分の隙間に下唇の内側が挟まって切れた。歯ブラシを奥歯へ移動する際に切ってしまったようだ。痛みと出血があったが、原因が何かを知りたい。

◇相談者へ使用の状況を聴き取りました。
相談品の本体は半年ほど使用し、替えブラシは約4、5カ月使用している。
口の中を上下左右の部位に分けて30秒ずつ磨くように本体に設定されている
 (1回の所要時間は、約2分)。
歯ブラシは磨く部位によって左右の手を持ち替えながら使用していた。


◇(独)国民生活センターへ同様の事例について聴き取りました。
(独)国民生活センターでは、過去に「相談品と同型の替えブラシを使用中に唇の内側を挟む」という相談を受けて商品テスト(注)を実施し、その結果、「替えブラシの回転振動部にある金属製の芯やその周辺が、使用によって摩耗し隙間が生じたことで唇の内側が挟まった」と推測していました。
(注) (独) 国民生活センター 「電動歯ブラシ」 2012年7月公表
http://www.kokusen.go.jp/kujo/data/k-201207_19.html


◇当室による商品テスト結果と見解
取扱説明書には、「替えブラシの青色の部分が白く変わってくるとブラシが消耗した証拠であり、ブラシの交換時期である」ことと、「交換の目安は約3、4カ月である」ことが記載されていました。相談品の替えブラシは、毛先の開きはほとんどなかったものの、交換の目安となる毛先は青色から白色に変色していました。また、マイクロスコープ観察の結果、替えブラシにはケガにつながるような欠けや破損はありませんでした。
本事例では、替えブラシを事業者に提出するため、破壊を伴う内部調査は実施しませんでした。下唇の内側が挟まった原因は、「替えブラシの取り換え目安を超えて使用したために回転振動部周辺が摩耗し、替えブラシの軸とブラシ部分に隙間が生じたため」と考えられます。


電動歯ブラシを安全に使用するために
交換時期に達した電動歯ブラシは、一般的な歯ブラシとは違い、毛先の開きなど外観だけでは分からない
 部品の劣化も考えられます。取扱説明書に従って、定期的にブラシを交換しましょう。
歯を傷めないために、使用時間や歯磨き粉の選択などは、取扱説明書に従いましょう。
入れ歯やインプラントを使用している方は、歯科医に相談して使用しましょう。
歯に異常が現れた場合は、歯科医に相談しましょう。



「くらしすと」(No.78)平成26年11月発行掲載