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美しい暮し
発行 大阪府消費生活センター
企画・編集 (財)関西消費者協会

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コンビニで買った中華丼弁当を電子レンジで温めて食べようとしたら、中に入っていたウズラのゆで卵が破裂し、やけどした。

相談事例

コンビニエンスストアで「電子レンジ加熱用中華丼弁当」を購入して、家の電子レンジで表示のとおり過熱した。弁当の一番上にのっていたウズラのゆで卵を食べようと口の中に入れた瞬間、卵が破裂し口の中をやけどした。このように危険な食品を電子レンジ加熱用として販売するのは問題があるのではないか。


経緯・結果
 最近では多くの家庭で電子レンジが利用されています。また店頭では電子レンジ加熱用の調理済み商品が販売されており、相談のあった中華丼弁当もこのタイプの商品でした。

この中華丼弁当はご飯の上に野菜あんがかかっており、その上にウズラのゆで卵を1個のせたものです。相談者がこの商品を電子レンジで加熱(500Wで2分15秒加熱の表示あり)し、鶉のゆで卵を食べようとしたところ、口の中で破裂したため口内をやけどしたという事故内容でした。

 卵は生でも、ゆでたものでも、電子レンジにかけると破裂するということは一般的に知られており、電子レンジの取扱説明書の注意書きにも記載されています。この事故の原因は、食品メーカーが商品化の前にこのような危険性を察知できなかったことにあります。テスト室でも同一商品を購入し、再現テストを実施したところ、同じ結果になりました。現在メーカーではこの商品を製造していませんが、「今後、商品開発には安全性を最重視した商品作りを目指す」との回答を受けました。


消費者へのアドバイス
 食品を加熱する場合、電子レンジを利用すれば簡単にしかも短時間に加熱できます。しかし、使用方法を間違えると思わぬ事故につながります。電子レンジを使用上の注意点や手入れの方法については次の注意が必要です。

電子レンジで加熱すると破裂しやすい危険な食品 

1.生卵、割り卵およびゆで卵は最も破裂しやすく危険な食品。

2.ウインナーソーセージ、タラコ、イカなどのように表面が膜で被われている食品。

3.栗、ギンナン、オクラ等の木の実や野菜類。

以上のように破裂しやすい食品は電子レンジでの加熱を避けましょう。また、肉まん等は加熱すると表面の皮が乾燥し硬くなり、内部からの蒸気の抜け場が無くなり破裂することもまれにあるので注意して下さい。

手入れの方法

電子レンジ内部には食品のかすが付着しやすく、そのまま使用を続けると、そのかすから発火することがあります。その都度、きれいに拭き取りましょう。

その他一般的注意事項

金属製や金塗りの食器は、金属部表面で火花がチリ、異常な温度上昇のためレンジの故障につながり、食器もいたむので使用は避けましょう。

「美しい暮し」10月号(No.131)平成14年10月1日発行掲載