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異形の人
  「異形」という言葉には、さまざまな意味合いが内包されている。「尋常でない」「奇怪な」という意味の中には、あきらかに『差別』という匂いが醸されているし、遠ざけたい存在であることも示唆されている。
 
 久しぶりに訪れた神戸の町で、その「異形」の人をみかけた。人通りの多い歩道橋のたもとにうずくまっていたその人は、最初ゴミの山に見えた。頭をコンビニ弁当の容器をつなぎ合わせた頭巾のようなもので覆い、肘や腕にはビニール袋や、ポリ容器のふたをプロテクターのようにつなぎとめている。背中は「101匹ワンちゃん」でおなじみになったダルメシアン犬模様のマント?をはおっている。まさに怪人!



 小春日和の明るい陽射しの中、阪神淡路大震災から奇跡の復活を遂げた神戸の繁華街のまんなかを、食料をもとめて徘徊している「異形」の人。どんな理由があるか知る由もないが、存在そのものがすでに現代を超越していた。わずかな隙間から見え隠れする、その人の肌は意外にも血色がよく、張りもあって若い人なのだと推測できた。

 しばらくすると「六甲おろし」の寒風が町を席巻する。「異形」の人の越冬は厳しいものになるだろう。
(和泉次郎)


| 編集部内輪話 | 02:54 PM | comments (0) | trackback (0) |










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