オンラインショッピング
カレンダー
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
<<前月 2020年01月 次月>>
最新記事
最新コメント
トラックバック
カテゴリー
過去記事
リンク
その他
関西消費者協会
関西消費者協会

NEWアイコン

 (社)全国海水養魚協会主催の養魚場見学会へ行ってみた。場所は香川県高松市庵治町の庵治漁協。大阪から明石海峡大橋、鳴門海峡大橋を越え、バスで片道3時間あまり。参加者はすべて消費者団体の方ばかり。43人の参加者のうち男性は記者1人であった。(もう馴れているのでどうということはないが)

 香川県(引田町)はハマチ養殖発祥の地で、今年で80年を迎えたという。現在は庵治町が中心になっている。庵治の歴史は古く、空海(弘法大師)ゆかりの地でもあり、銘石・庵治石の産地としても名高い。

 漁港から船で10分ほど走ると、沖合いに生簀が浮かんでいる。給餌作業や出荷作業に追われる人影が見える。生簀に接岸、給餌を見学する。時計と逆まわりにハマチの大群が猛烈なスピードで泳いでいる。その円の中心に向け、パイプの先から機関銃のように餌が発射される。ハマチは水面で餌を捕獲する習性があるので、餌が着水するかしないかのうちに消えてしまう。給餌は「食い」を見ながら、40分から1時間もつづくらしい。

 出荷の現場はさらに躍動的だ。生簀から「寄せ網」で活動範囲をせばめられたハマチを、大型の「玉網」ですくい上げ、運搬船の生簀に移し替えるのだ。1尾4kg近いハマチが暴れまわる。クレーンを使わなければできない作業。短時間でひとつの生簀の中の3300尾のハマチが移し替えられ(写真)、さらに次の生簀に移る。数万尾のハマチが一時に出荷され、東京や大阪、遠くは北海道、沖縄まで届けられる。東京へは36時間の船旅。

 庵治漁協の嶋野組合長は、「養殖魚は日本の食を支える存在。天然魚は季節により品質・味にばらつきがあるが、養殖魚にはそれがない。徹底した管理養殖で安全を確保し、さらに味・食味もばらつきをなくしている。旬の天然「氷見ブリ」を10点とすれば、ここのハマチは季節に関係なく7~8点。もっと沢山食べてほしい」と訴えた。

 詳細は『消費者情報』2009年1月号に紹介するが、かつての養殖魚のイメージを払拭するのに十分な見学内容であった。それにしても、往復のバスの中での「なにわオンナ」のバイタリティには参った。なにしろ2年モノのハマチも真っ青の(もともと青いが)元気さである。平均年齢が90を超える日も近かろう。
(和泉次郎)

| 雑誌版記事ダイジェスト | 10:40 AM | comments (0) | trackback (0) |










http://kanshokyo.jp/blogn/tb.php?137
PAGE TOP ↑

<<次の記事 前の記事>>