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半農半タク?
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11月秋田県民会館で開催される「クレ・サラ・商工ローン被害者交流集会in秋田」に先がけ、秋田の多重債務に取り組む方々を取材して回った。2泊3日で12件の取材。これ結構ハードです。大半はレンタル・サイクルを利用し、初めての町を疾走する。“暴走するナビ”と異名を持つ記者のこと、頭に入れた地図をたよりに、わが町を走るがごとく訪問先を訪ね歩いた。

さて最終日、タクシーを拾って最後の取材先へ。秋田はタクシー台数が多く、同時に「空車」がめだつ。自家用車がなければ就職さえままならぬといわれる土地で、タクシー運転手の生活は成り立つのか? そこで乗り込んだタクシーの運転手に尋ねてみた。

「秋田市内でタクシーに乗務していて儲かりまっか?」
「儲かるわけないでしょう。わしらは月10万円稼げたらいいんですわ。家が農家だから食うものに困ることはないし、もう年金ももらってるし。月の半分くらいを乗務して、後の半分は農業をしています。女房とふた月に一度は旅行したり…」
「優雅ですねえ」
「ほかの運転手も似たようなもんです。ほとんどが年金生活しながら小遣いかせぎ。タクシーは出庫してしまったらマイペースで仕事ができ、あくせくしなくていいから」

地方経済の疲弊、貧困と格差、多重債務など、重いテーマを取材している身からは、想像もできない「のんびり」とした一面をみせられた。たしかに食・住が確保され、一定以上の収入があれば、暮らしていけるのだ。しかし、同じ年金生活でも、借家住まいだったり、ローンが未完済だったりすると、そんな悠長なことはいっておれず「75歳までは働くぞ」と、悲壮な決意をせざるをえない。

以前、このブログで「農家も、漁師も甘くない」と書いたが、例外もあるようだ。非正規雇用者も「半農半パート」で生きられる仕組みが構築できれば、すくなくとも食うに困ることがなくなり、食糧自給率もあがる。一次産業が中心の地域では「半林半サラ」「半漁半宿(民宿)」なども可能か。秋田の「半農半タク」は新鮮な驚きだった。
(和泉次郎)


| 今月の特集チョイかじり | 02:56 PM | comments (0) | trackback (0) |










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